2回目の1年担任の年度末
エネルギッシュな1年生との生活も終わりました。
2年連続での1年担任。
前年度を生かして…と思っていたら
スタートから全く想像を超える違いに驚いた4月。
早生まれが半分のクラスだったからか、
それとも個性派ぞろいだったのか、
指導が通らないことの多さにクタクタ…。
だけど、ゆっくりとではありますが、
少しずつ、少しずつ成長が見られるように…。
半年過ぎた頃にはやっとルールが定着し始め、
そこからの成長度合いが楽しみに。
厳しく言っても伝わらず、冗談を言っても伝わりきらず。
そんな状態も変化して、今では反応の良いこと!
夏前までは注目できなかった子も多かったのに
今では私の目線だけで伝えたいことを考えるように。
注意したいのか、驚いているのか、楽しんでいるのか、
そんなことも理解して生活している彼らの伸びしろ。
すごいなぁ、やっぱり1年生ってすごいなぁ。
冬辺りから、次は年下の子たちが入学してくると
意識できるようになったみたい。
ちょうど、次の1年生になる子たちが学校に来たのを
間近に見た辺りがきっかけかなぁ。
自分たちができることが増えていると感じた様子。
喋りながらバラバラと歩いている年下の子を見て、
「あれ?」と思ったのかな。
その時を逃さずに、言葉をかけた覚えがあります。
「できることが増えたね。あの子たちが入学したら
今度はあなたたちが教えてあげるんだね。」
深くうなずく1年生の姿に頼もしさを感じました。
給食もずいぶん食べることができるようになりました。
掃除は私がいなくても時計を見て動けるようになりました。
6年生のお手伝いがなくても、自分たちで声をかけて動きます。
「チャイムが鳴ったから静かにするんだよ。」
大声で言い始めるようになりました。
「大きい声で注意すると静かにならないから、ジェスチャーでね。」
なるほど、とうなずいて、ひそひそと注意し合う姿の可愛いこと!
謝る子に「嫌だ。許さない!」と言い放つ子に呆然とした春。
自分の気持ちだけを必死に訴えて、相手の言葉を聞かなかった春。
うまく言えないと手を出してしまい、大泣きする子がいた春。
叱られても謝ることができなかった子もいたなぁ。
いろんなことがあったけど、今は皆無。
うまく言えないなりにも説明するようになり、
相手の言い分を我慢して聞くことができるようになりました。
手を出すこともなくなりました。
喧嘩は今でもあるけれど、内容が変わりました。
心が成長しているんだなぁ。
指導しても指導しても、なかなか伝わらない。
先輩先生には「もぐらたたきをしているのに、かすってもいない」と
同情するかのように、なぐさめるかのように言われたことも。
とにかく、そんな苦しさが半年ほど続いたけれど、
それでも根気よく、あきらめずにやってきました。
エネルギッシュな子たちにエネルギッシュな担任。
今でもエネルギー量は高い子たちだけど、
後半は楽しさが少しずつ増えてきました。
やっぱり、1年生担任は大事だな。そして、楽しいな。
今年度は声が枯れてしまったことが多かったけれど、
最後は笑いでいっぱいの教室になりました。
手がかかる子たちだったけど、やっぱり可愛い。
「来年もツェツェ先生がいいなぁ。」
可愛いことを言ってくれる子達でした。
でもね、いろんな先生がいるんだよ。
きっともっと楽しい2年生になれるよ。
離れても、ずっと応援しているよ。
そんなことを伝える学年末でした。
最後に「手作りお守りカード」を一人一人に渡しました。
「2年生になっても
たのしいこと・うれしいことがたくさんありますように♪
みんながえがおになりますように♪
やさしさをわすれなければ、大じょうぶ。
先生は、いつでもあなたを見まもっています。
ずぅっと、大すきだよ。」
これからもいろいろあるだろうけど、
ふとした時、不安に思った時に力になるといいな。
国語で「ずぅっと、ずっと、大すきだよ」を学習したからこそ、
大すきって伝えるのは大事だよね。
今年度もいよいよ終わろうとしています。
来年度はまた新たな出会いが待っています。
子ども達もちょっぴり不安だろうけど、私も同じ。
だけど、大丈夫。きっと大丈夫。
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春休みに入る頃、2つ嬉しいことがありました。
一つは今の勤務校に異動した年の時のクラスの子が訪ねてきてくれたこと。
本当は優しい子なんだけど、甘えたかったり、自分のできないことに苛立ったりで
暴れて何度もぶつかった子でした。
その年は学校自体も学年自体もいろいろあって、
受け止めきれなかったかもしれないなと
苦い思い出もあったクラスの子。
その子が「先生、高校生になるよ」と報告に来て、
手には学級通信ファイルを持っていたのです。
「まだ、持ってるよ!」って。
会議が待っていて短い時間しか話せなかったけど、
涙が出るくらい、嬉しかった。
あぁ、6年経って、こういうご褒美がもらえるのか。
なにかしらが伝わっているんだ。
ありがとう・・・そんな思いになりました。
もう一つは前任校で3年間受け持った子が親子で訪ねてきたこと。
6年前の卒業生です。
高校卒業だからと制服を着て、訪ねてくれました。
親子で決めていたんですって。高校卒業には会いに行こうって。
なんと、壮大な計画!ありがたいことだなと思いました。
そして、成長した姿を見て嬉しくなりました。
懐かしい思い出を語りながら、
「私らしくやってきたことをいい思い出にしてくれている。
それを裏切りたくないな。
これからも精いっぱい目の前の子たちと向き合いたいな。」
そう、思いました。
蒔いた種が芽を出しているといいな。
そう思ってやってきたけれど、
実際にそれを目の当たりにして、感慨深かったです。
来年度も、自分らしく、真摯に子どもたちと進みたい。
そんな思いになった年度末。
やってきたことは無駄にならない。経験は裏切らない。
苦しい時はたくさんあるけれど、すべてがつながる。
まだ、私、頑張れそうです。
歳はミドルリーダーから卒業し始めたかな?というところだけど、
大事にしたいことは変わらない。
ぶれないようにやっていこうと思います。
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