幸せな1年生担任終了
初めてばかりの1年間が終わりました。
振り返ってみると、楽しい思い出ばかり。
とても幸せな時間でした。
4月はバタバタで、とにかく苦しかった…。
子ども達は可愛いんだけど、
記名チェックに、ルールを知らせ、学校生活の基盤作り…
毎日、慣れない状況にヘトヘト。
5月は運動会の練習が始まり、
子ども達がサッと並べたことに感動。
ノリノリダンスに心が弾んだなぁ。
6月はやってもやっても終わらない、ひらがな練習に、
私も子どもも疲れ気味。
だけど、随分子ども達が仲良くなり、
グループで音楽のリズムに合わせたダンス作り、
上手で驚いたっけ。
7月。朝顔の花が咲いて、色水作りに花のこすり染め。
子ども達の素直な反応が嬉しくて、
どんどん楽しくなってきた頃。
9月は6年生とタブレットを初めて使ったなぁ。
お兄さん・お姉さんの優しい表情に和みつつ、
子ども達の楽しそうな姿が印象的。
ノート指導も本格化。
カタカナの学習も終わり、
漢字ドリルを配ったら大喜びしていたっけ。
10月は説明文の学習で研究授業。
鍛えてきた音読練習。
説明文の例の順番を考える学習。
難しかったことなのに、一生懸命に取り組む姿。
少しずつ実ってきたことが実感できて
子ども達の可能性にワクワクした私。
11月は動物園に。
きちんと並んで、マナー良く動ける子達。
大勢のお客さんの中でも迷子にならなくてホッとしたけど、
途中で歯が抜けた子がいてビックリ!
こんなタイミングで?とみんなで笑ったな。
12月は石油ストーブを教室に出したら、
知らない子がいて衝撃を受けた私。
ストーブの上にやかんを置いたらお湯が沸くってこと、
やってみたかったなぁ。(安全面でNG)
1月からは怒濤の毎日。
凧作りをして凧揚げ。
昔の遊びを体験させるために
何十年かぶりにあやとりをしたなぁ。
ヨーヨーが上手にできて、嬉しかった私。
2月からは、算数の授業が楽しくって。
わざと間違えてみると子ども達が指摘してくるから、
どんどん説明させてみた。
大人顔負けの姿で前に出て必死に説明。
困ったときはお助けマンとして友達を呼んで、
相談しながら私を説得するんだもの。
随分、たくましくなった姿に、毎時間、感動。
3月は算数の授業で式と答え以外に
説明を図や文でノートに書く練習。
2月の学習が生きて、子ども達のやる気がすごい。
ノートいっぱいに絵や図で説明を書く。
その間は誰も話さずに集中。
その後は「旅に出て(立ち歩いて)紹介し合う」時間。
お互いのノートを見合って、説明し合って、
似ているところや違うところを発見。
付け加えたり、書き直したりと忙しい。
ここまで、できるのか。
子ども達の底力を毎回見せてもらって
毎回パワーアップしているのを感じて、涙が出そうになることも。
夏までの間は慣れない生活に
子ども達も私もクタクタだったけど、
夏が終わる頃からは子ども達の逞しさが前面に出て、
本当に頼もしかったです。
掃除も自分たちで上手にできるようになってきたな。
そう思っていたら、いつの間にか、
自分たちで細かい所まで工夫して
掃除しているようになっていたっけ。
給食準備も随分、上手になってきたな。
そう思っていたら、いつの間にか、
自分の仕事以外にも手伝いをするようになっていたなぁ。
私が休みの時は補欠に入っていた先生に
「ツェツェ先生はこうしていたよ」と
教える子達になっていたらしい。
補欠の先生は見ているだけで充分だったそう。
体育の時間も、自分たちで並び始め、
体育係が元気よく号令をかけて準備運動をし始めていたなぁ。
褒めると嬉しそうで、次回はもっと素早くなっていたっけ。
6年生を送る会のダンスはジャンボリー・ミッキー。
やれるかな?と試しに動画を見せてみたら、
あっという間に踊り始め、マスターしてしまった。
「どうせやるなら、なりきって!」と言ったら、
かなり上手になって、キレッキレ。
歌いながら全力で踊るものだから、
その後のセリフの子は大変そうだった…。
最後の日、2年生の教室へのお引っ越し。
(全学年、次の学年の教室へ行って、帰りの会をするのです。)
時間があったので、1年生の教室のゴミ拾いを指示して
荷物の運び出しをしていました。
2年生の教室から戻ってみると…。
あれ?窓のところに集まっている。
なんだろうかと思って近づくと…
「ここにもゴミがあるよ」「わ、ここもやろうっと!」
窓のサンを自分のティッシュで掃除しているではありませんか。
次の1年生のために、もっと綺麗にしたかったんですって!
感動…。
最後にお世話になった教室にお礼を皆で言いました。
「一年間、ありがとうございました!」
響き渡る声。素直で可愛い。
次は2年生の教室で帰りの会。
そして、帰りのあいさつ。
日直がごそごそと相談し始めて…。
「ツェツェ先生、一年間ありがとうございました!」
泣けちゃう…!
何をしても、全力で、
何をしても、笑顔で、
何をしても、可愛くて。
子ども達にメロメロの担任でした。
1年生の担任って、本当に楽しい!
1年間で成長する姿をダイレクトに感じられるなんて!
どの子も、本当に伸びていくし、
担任が大事にしていることが伝わっていることを感じられる。
あぁ、小学校生活の基盤を作るのは大変だけど、
本当にやりがいのある仕事で、
大事な学年なんだと実感しました。
子ども達の成長を感じる場面が多すぎて、
最後の方は毎日、毎日、感動の嵐。
高学年を受け持って、卒業させる時のあの気持ちに匹敵するかも。
卒業式の日の感動は言い表せないくらいだけど、
それとは違う、だけど、同じぐらい素敵な時間。
こんな気持ちにさせてもらえたのは子ども達のおかげ。
そして、その日々を支えてくれた保護者の方々、
支援員の先生方、周りの先生方のおかげ。
本当に幸せな一年間でした。
大事なことを再確認させてもらえた一年間でした。
頑張ってきて、良かったな。
子ども達との生活、やっぱり好きだな。
生活の中で、嫌なことや大変なこと、困ること、いろいろあるけれど、
こんな宝物をもらえると吹っ飛んじゃう。
教師という仕事、ブラックだと言われているし、
実際に間違っているとも思えない。
仕事量も年々増えている一方だし、
難しい方と関わることも増えてきている。
それでも、私はこの仕事が好きだな。
心身を壊してしまうほど続ける必要もないけれど、
今のところ、私は恵まれているのだと思います。
幸せを感じて一年を終えられることに感謝しながら、
年度末を迎え、次の一年を始めるのです。
この記事へのコメント
この記事を読んで、やっぱりツェツェ先生に担任になってもらいたかったなぁ〜。って改めて思いました!
娘さんのご入学、おめでとうございます。
学校生活にドキドキワクワクしながらの毎日でしょうね。
小さい体でランドセルを背負い、
一生懸命に新しいことを毎日覚えていくので、
疲れていないかしら?
一年間で本当に大きく成長する姿は感動です。
どんな一年になるのでしょう。
学校が違って関わることはできませんが、
楽しい毎日になるよう、応援しています♪