子ども号列車との学年末

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とうとう平成28年度の
子ども達との生活が終わりました。

いつもは
6年生を送り出してからの
5年生との生活が
私自身、多かったので
「あぁ、まだここまでは難しいかな」
「まだ幼いなぁ」と思う始まりが
ほとんどでした。

今回は4年生を受け持ってからの
5年生担任だったので
学年のギャップもなく、
この子たちが
高学年らしく成長できるには
何をしていけばいいのかなと
考えることができました。

学年目標は
「自分も みんなも レベルアップ!」。

いろいろな行事や出来事を通して
自分だけでなく、みんなと力を合わせ、
成長していく姿をイメージして始まりました。
ことあるごとに、
この学年目標をみんなで声に出しながら
意識を高めてきました。

卒業式頃にはぐ~んと成長し、
たくましい姿をたくさん見せてくれました。

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キャンプの頃には幼くも
頑張ろうとする姿が見えて、
運動会では少しずつたくましくなり、
卒業式の準備の頃には
6年生のいいところを
どんどん吸収しようとする子ども達でした。

クラスでは、あまりの私の出張の多さに
子ども達も私もびっくり。
毎週1~2回、1日いない時がある2学期でした。
どうなることかと思いました。
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それでも、様々な先生方に
補欠に入ってもらい、
私のいない間、
頑張っていた子ども達。
「あのね、○○先生にほめられたよ」
「自分たちで△△をしておいたよ」
いっぱい、いい報告をしてくれました。

「先生、出張は嫌?」なんて聞く子も。
「みんなと離れるのが、本当に嫌~!」と言う私に
「みんなで一緒に行ってあげようか?」
大笑いする提案もありました。
可愛い子たちでした。

ビー玉を入れます。

2学期の終わりには満タンになり、
みんなで遊びました。

3学期には、他の先生にほめられたら
ビー玉を2個入れることにしました。
そうしたら、進んで動くことが増えました。
「先生、お持ちしましょうか?」
大きな荷物を持った先生に声をかける子、
笑顔での気持ちの良いあいさつが増えた子、
あちこちからほめられて、
ご満悦で教室に帰ってきます。
「◇◇先生にほめられました!」
報告の嬉しそうな表情♪

ビー玉貯金が増えるからというよりも
自分の行ったことを認められることが
嬉しかったという子が多かったように感じます。
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「5の1はいいクラスだねって言われたよ!」という
嬉しい報告も次々と増えてきました。
自分たちのクラスが
自分たちの力で良くなって、
自慢のクラスになっていく・・・。
3学期になり、
所属感を感じられる子も増えました。

他の先生方が子ども達をいっぱいみてくださり、
担任だけでなく、様々な先生方にも見守られながら
子ども達は育っていくのだと感じる一年でした。

自分たちのクラスのふり返りの文章には
「なんでも1番のクラスでした」
「みんながいてくれたから頑張れました」
「自分を変えられました」
「次はみんなにもらった『思いやり』を返したいです」
などと、充実感だけでなく、
友達への気持ちをつづった子も多くいました。
友達と一緒に育っていく、そんなクラスにしたいという
学級経営の方向性は合っていたんだと思えました。
素直に綴る子ども達の文章に涙が出ました。

担任は周りを巻き込みながら、駅やレールを作り、
子ども達が乗る列車が発進できるように手助けしていく。
進み始めたら、軌道修正をしながら、見守っていく。
終着駅は決めているけれど、
どんどん列車が大きくなり、変化し、
レールも思っていた場所を通るとは限らない。
私が想像するよりも
子ども号はたくましく、勢いよく進みました。

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「前の子がやっていたからって
 そんなことしちゃ、ダメなんだよ!」
3学期の終わりに教室内で
こんな声が聞こえました。
1学期の頃は
こんなこと、言えたっけ?

言われた子が反論して
大騒ぎになる可能性もあるなぁ。

聞こえないふりをしながら
様子を見守っていました。

何気なく自分たちで解決し、
仲良く過ごしている姿にホッとしました。

高学年だからこそ、周りに流されることなく自分で考え、
声をあげていく集団作りを目指していたので
「間違っていることを『間違っている』と言えないクラスはおかしいよ」
何度か話してきました。
種を蒔いてきたことが芽を出しているなと感じました。

「私は~と思うんだよね」と話すことが多かった3学期。
受け止めてどうするかは自分たち次第。
そんなスタンスを保っていたからか、
自分たちで考えて話し合うようになっていたことも多かったなぁ。
いいクラスになったなぁ。

「最高学年になるんだよ」と意識づけながら、
自分たちのクラスのまとめもし、
忙しさの中でも楽しい時間でした。
学級担任って本当に楽しい。そう、思える時間でした。

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5の1の解散はあっという間でしたが、
今の勤務校に9年いる私が
来年度、同じ学校にいるかどうかが気になる子ども達。
「4月、入学式準備の時に
 ツェツェ先生がいたら、
 この学校に残っているということだよね」
「いなかったら寂しいな」
「他の学校に行っても手紙を出します」
いろいろ言われました。

いてほしいと言ってくれるのは
本当に嬉しい。
だけど、いなくても頑張れ!
そんな話をしました。

保護者の方からも
「来年、子ども達が卒業するまでいてもらえたら…」
ありがたいお言葉をいっぱいいただきました。
幸せなことでした。

保護者の方への感謝の思いが
年々、深まっています。

3月は片付けやら事務処理やらで忙しいですが、
今年度のふり返りをしながら
来年度の準備もしていこうと思います。
(異動があるかどうかは内緒です♪)

長文を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

今の勤務校で初めて受け持った学年の子たち3人が学校に私を訪ねてきました。
 もう二十歳ですって!
 最後まで女子グループで嫌な思いをさせてしまった子たちだけど
 明るい未来へ進む姿にホッとしました。
 長く同じ学校で勤務させてもらえたからこそ、
 こうして会えたのだなと幸せな気持ちになりました。

Photo by.BEIZ Graphics

この記事へのコメント

2017年03月26日 16:56
ツェツェさん、
本当に素敵な先生ですね。読んでいて、なんだか涙がでました。
今の時代の先生って、業務量が多くとても大変だと思います。だけど、ちゃんと生徒のことに向き合うツェツェさんのような先生がいる学校の生徒さんは、幸せですね
ツェツェ
2017年03月26日 17:40
* Muniさん *
春の頃は個性豊かな子が多くて、大丈夫かなぁと不安もありました。
だけど、少しずつ良いところをお互いに発見して
うまく馴染んでいく可愛い子たちでした。
業務量は本当に本当に声を大にして言いたいくらい多いけれど、
こういう子ども達の素敵な姿を間近で見られること、
そして、それを共有できることが幸せと思える年度末があるから、
次への力になっていって、毎日を積み重ねられるのだと思います。
ありがたい環境に感謝です♪
ニコ
2017年03月27日 22:24
いつも勝手に拝見させていただいてます。
私も同業者で、今年度、訳あって現場ではない所で働いてました。嬉しいことに4月からまた現場復帰できることになり、ワクワクしています。
ツェツェさんのブログを読んでいると、私もこんな先生でありたいなぁと感じました。

また読ませていただき、参考にさせていただきますね~^_^
ツェツェ
2017年03月27日 23:52
* ニコさん *
いつも読んでいただき、ありがとうございます♪
新年度から現場復帰とのこと、良かったですね。
子ども達との生活は、いろんなことがありますが
苦しかったことが吹き飛ぶくらい、楽しいこともいっぱいです。
子ども達の秘めているパワーを間近で垣間見て、
幸せに感じられるのも現場ならではかなぁとも思います。
新しい春、よいスタートとなりますように…♪
どんころ
2017年04月03日 18:48
ツェツェさん、いつもブログ拝見しております(*'▽'*)


いつも、素敵な手作り作品、生徒さんへの想い、どの記事もたのしかったり、心に残ります。

素敵な先生ですよ(*^ω^*)
ツェツェ
2017年04月03日 23:59
* どんころさん *
いつも来てくださっているのですね~。ありがとうございます♪
苦しいことや大変なことはあるのですが、
子ども達との一年間の生活が終わる頃には
幸せな笑顔や楽しい思い出ができて、
今までの苦しさなんて吹き飛んでしまうのです。
だからこそ、今までやってこられたんだなと思います。
手作りも楽しくやれるのも幸せです。
新年度も頑張りたいと思います♪

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